中国の偵察気球とアメリカの衛星画像、どっちが悪い?
トルコ地震の映像がマクサーテクノロジーズ提供で公開されている。アメリカの衛星画像は北朝鮮の原子力設備で何が起こっているか見せてくれる。よその国が天上から丸見えだ。これは国際法違反ではないらしい。翻って中国が、かわいらしく昔ながらの風船で偵察しようとしたら国際法違反だと。
中国とアメリカ、どちらが”たち”が悪くて性悪で品性卑しいか?国際法はともかく、アメリカの方が悪い。アメリカは「俺の衛星画像はこんなに細かく見えるぜ」、と自慢している。中国もロシアもうらやましいだろうネ。日本もこれじゃあアメリカに逆らうのは勇気がいるネ。(アメリカ人は臆病だから、いちいち他所の国の動向を知りたがる、とも言えないか?)
この事件は、アメリカの反中国プロパガンダだ。別に大したことではない風船を取り上げて大騒ぎしているだけだ。だけどこのプロパガンダ、アメリカの思惑通りの効果を上げるだろうか?これをきっかけに風船なんかよりアメリカの衛星技術の方が恐い、と思う人がいるように思うが…そんな変わり者は珍しいかね?
どうして中国はアメリカの衛星画像の方が”たち”が悪い、と言わないのか?アメリカから「悔しかったらお前もやったら?」と嘲笑されるのが悔しいから言わないのか?同様に、ロシアはウクライナ侵攻を非難するアメリカに対し「お前だってハワイに対して同じことをしたし、キューバに対しても同じことをしようとしてソ連に邪魔された」と言わないのか?
手前勝手な法律や契約を盾に、法律違反だ、契約違反だ、と相手をやり込めようとするのはアングロサクソンとかユダヤの得意技だ。何十年か前に自分がしたことを他国がやろうとするとその時は国際法だか国際世論に反すると言い募るのはアメリカやイギリスの常とう手段だ。(日本も90年前に満州で同じことを言われた)ロシアや中国もアメリカみたいに”民主的かつ合法的に”手前勝手を通そうとしてアフリカその他、お金に弱そうな国々を買ってアメリカに対抗しようとしている。スポーツ界や国連なんか、そういった”グローバルサウス”の一票が物を言い始めている。東京オリンピック誘致なんてそういう国の”清き一票”を集めるのは大変だったろう。(そこからJOC元会長の竹田さんや元電通の高橋さんの苦労が始まった)
閑話休題:
恥も品性も関係なく、法律や契約を盾に違反か違反でないか?とやるのはアメリカ人同士でも同じだ。これにアメリカ人自身が疲れてきている。これを続けようと言う派ともういい加減やめようぜと言う派に分断。
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