ウクライナ侵攻1周年(?)首相記者会見

 何故、1周年を記念(?)して首相が記者会見するのか?俺には分からない。加えてこの記者会見は俺に日独の差を際立てて考えさせた。つまり、同じ敗戦国でありながらドイツは一人前と認められているのに、日本はまだ子供扱いだ、ということを改めて思い知らされた。

ウクライナ支援で言えば、ドイツは自前の、性能が優れていると評判の戦車を供与する、一方、日本は相変わらず武器は供与できないから発電機を送るんだと。これじゃあ、ゼレンスキーに馬鹿にされて会ってもらえないだろう。

俺は、「ドイツに負けて悔しい、チクショウ、何故だ?」と思う。悔し紛れに仮説:

①戦勝国は、ドイツが先の戦争で過ちを犯したのはヒトラー個人が悪い、一方、日本は日本人全体が馬鹿だ、と考えている。

②白と黄色の人種差別或いはキリスト教かどうかによる”文明”の差別

③第二次世界大戦終盤、米ソが互いに敵と認識し始める前にドイツは降伏し、実質上、米ソに分割統治され、戦勝国の間で様々な駆け引きが行われる中、西ドイツの成立を急ぐ西側諸国の妥協もあってドイツ人の意見もかなり反映された憲法(厳密に言うと東西ドイツ統一までの暫定的な基本法)が制定された。ヒトラーの悪夢の再発防止には配慮されていたが、東西冷戦の現実の前に戦争放棄などは思いもよらず、武器は政府が認めれば製造・移動・取引できるとした。その後西ドイツは地続きの様々な国に謝罪し、お付き合いを復活し、東西統一も果たし、EUの盟主にまでなった。この過程で一人前と認められた。

日本は米ソが互いに敵と認識し始めた直後に降伏し、ソ連の排除に成功した米国の属国となった。朝鮮戦争の前まではアメリカのバリアによって東西冷戦の現実から隔絶されガラパゴスのような島国で平和憲法などという理想主義が幅を利かせた。外交を含む政治・軍事はアメリカの言うことを聞くしかなかった。アメリカは日本を防共の砦とすることに忙しく、日本に韓国や中国その他かつて占領していた国に対するまともな謝罪をするいとまも与えてくれなかった。経済は発展したが、近くの国々とまともなお付き合い・外交をする余裕も必要もなかった。

閑話休題:

日本は自前の戦車を作っているのか?作っているとしたら、その性能はドイツその他の国と比べてどういう位置にあるのか?女の管理職・役員の人数比率なんていう国際比較よりこっちの比較の方が気になる。まだまだ子供扱いの日本で、女の管理職の数なんて語るのは10年早い。

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