会社とは何か? その9 ⑧日本の会社の将来=日本の将来

 ⑧日本の会社の将来=日本の将来

    日本の若者は本当は会社なんかに就職したくなくて、できれば起業したいのか?若者が起業して成功しているのか?可能性だけあるが海のものとも山のものともつかぬ若者に金を出す人(エンジェル)はたくさんいるのか?1回失敗したら2度目はあるのか?

    もはや、問われるべきは「会社は株主のものか?社員のものか?」ではないのかも。

大量生産する(産業資本主義)には資本(株主)が必要だし、資本を元手に多くの人を雇い、設備を準備する必要がある。ポスト産業資本主義になれば、事業を成り立たせるのに金も設備も人手も要らなくて、You Tuberやアプリ・ソフトの作者のようにアイデア、知識、情報などがあれば事足りるようになるではないか?しかし、You Tubeやアプリ・ソフトだけは食料もエネルギーも安全保障も覚束ないので第1次、2次産業は必須。

    大元の問題は:日本人にとって労働は必要悪か?である。キリスト教徒においては、労働は禁断の木の実を食べた人間(男)に神様から与えられた罰。必要悪として嫌々働く人たちならJOB型雇用も成り立つだろう。一方、日本書紀に登場する神様も天皇も田んぼで働く。日本人にとって働くことは「はたを楽にする」立派なことであり自己実現や修行につながるものではなかったか。そういう日本人に業務内容や責任を限定するJOB型雇用がなじむのか?

俺は日本人、日本に超一流の国際競争力を期待しない。スペイン、ポルトガルやオランダみたいに一時は一世を風靡したが今は1流の下の方か2流の上…でいいと思う。もしくはシンガポールのように、どこの国とも仲がいいような、よくないような関係を維持して大した軍隊も農業も水源すらないのにリスクの少ないうまい商売をして生き残るとか。無理して1流の上の方を目指して日本人の良さを捨てるこたあねえだろう。ここまで弱り、二度とアメリカ様の脅威にはなりえない日本に対してアメリカ様は、これ以上厳しく「自分の真似をしろ、言うことを聞け」とは言わないのではないか。まあ、独立も許してはくれないだろうけど…。鎖国もいいな。人口3千万人くらいで。エネルギーと食料の自給率を上げ、文明の恩恵は最低限にして。ロゴスもグローバルスタンダードも世界で何番目なんてのも忘れて。外圧のない“和“の時代が日本は幸福ではなかったか?(例えば平安時代、江戸時代)          

結局は「日本をどういうポジション、どういう国柄」にするか?という「あるべき国の姿」が国民の間に共有されないと「あるべき会社像」も描けないということ。そして日本人は「あるべき姿」を描いて共有すること、その実現に向かって進むことは不得意…せめて日本の歴史を振り返り、他国と比較して日本人の得意・不得意ぐらいは知っておくべきではないか?そして憲法を改めて読み返して「日本のあるべき姿」が憲法に書かれているか、書き換えは必要かなど考えるなんてどうかなあ?

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