勢古浩爾さん
たまたま勢古浩爾さんのことを知った。(ネットで知ったのか本で知ったのか?忘れた)俺より7歳年上で団塊の世代だが、どうも俺の馬鹿にする「団塊の世代の皆さん」とは違うらしい。早速、彼が7年前に68歳…つまり今の俺と同じ年…の時に出した本を読む。
「さらなる定年後のリアル」という本。いわく
①TV大好き。洋画DVDも大好き。TVの番組表で1週間先までしらみつぶしに調べて予約録画する。録った番組が溜まっていく。それを深夜に片っ端から観る。
②60歳で定年後、毎日代わり映えにしない日を送り、それが落ち着いて楽だ、と言う。
③最新情報・流行は追わない。その方がストレスがない。若い時から世間の風潮に同調することが少なかった。
④ほんとは、「女」と書くところだが、今や「女」と書くと侮蔑的だ、ということになっている…そのことを揶揄する。
⑤他人にいわれてするのが好きでない。
⑥TVで女性アナウンサーやタレントが「あ、食べたーい」「あ、いいなー」と言うのは半分は本気で、次から次へと出現してくる世の新奇なモノや他人の動向に、ただ無限定に反応するだけ、と断ずる。内部にある価値観判定機は、年式が古く、構造は単純で、ゆえに、頑固で偏屈で「ボジョレーヌーボー」「恵方巻」「ラップ」「世界遺産」「ハロウィン」など1秒で「不要」と判定する。
⑦世間によって、そのため自分自身によって、ひとりは惨めだ、不幸だと思い込むように刷り込まれすぎているのではないか。
⑧自分達には仲間がいる、と居酒屋でことさらに盛り上がる…すると今度はその仲間を失うことが恐くなる。わたしは元々ひとりでいることが平気な人間である。元々集団が基本だった人間とは違う種類の人間でなんにでも、すぐに興じる連中が嫌いである。宴会は苦手でまったく楽しくない。(酒も飲めない)集団的関係をうまくさばけない。一対一の関係しかとれない。
⑨「社会とのつながりが欲しい」というのはうそ臭い。社会のため、人のために生きている定年退職者がいるが、無為より上だとは思うが、無為、無駄の集積こそが暮らしをゆたかにする力をもっているのではないか。
⑩わたしは引っ込み思案で自意識過剰なくせに、自分の価値観にふれてこないものに対しては、人にどう思われようと自信がある。
⑪わたしが好きな食べ物はほとんどB級グルメで、持ち物も着る物もすべてB級で十分。
⑫日本では酒はただの飲み物というより、それ以上の意味ー自己アピールの材料ーを持っているようだ。
⑬読書は趣味の王様。本はえらい。
⑭自転車はおじさんに最高の乗り物だ
⑮クラシック以外の音楽を録音したカセットテープは200本…ウォークマンで聞く。
云々・・・かなり俺に似ている。違うところは俺は料理をし、筋トレ・ゴルフに励むことか?洋画はDVDでなく、もっぱらTV録画。カセットの本数は俺の方が多い。(500本くらい。クラシックも少々)それからはっきりしないのだが、奥さん(同居人)はいるが、生活リズムはかなりずれていて、一人暮らしに近いようだ。団塊の世代にあって団塊の世代が嫌いでに辟易していた人。
彼に「人生百年」「SDGs」「気候変動対策」をどう思うか聞きたい。最近盛んに世間で言われてる。それも俺の大嫌いな役人どもが言い出したんじゃないか?
人生百年:
いつ死ぬのかくらい勝手にさせてくれよ。年寄は早く引っ込んで若い人に伸び伸びやってもらおうじゃないか。
SDGs・気候変動対策:
本気でやるならプラスチックなんて全廃すればいい。車も飛行機も。できねえってことはただの流行りってことだろう。電気も半減くらいしたら?いずれも昔はなかったもの。それでも人間は結構楽しく生きてた。
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