セコマいいぞ!頑張れ
セコマはレジ袋を有料にしていないことを知った。店側がレジ袋を無料で提供するには環境にやさしいレジ袋にする必要があり、セコマでは30%バオイマスの材料を使っている由。つまり、レジ袋コストが上がっても”レジ袋無料哲学”を貫く。いわく「スーパーなら『買い物に行く』つもりで行くが、コンビニは『フラっと行く』ところだ、そんな客がレジ袋の代わりを持ってくるはずもない。」いい屁理屈だ。
近くにセコマの店がないので北海道に行った時にしかセコマには行けない。そんなにたびたび行ったわけではないが、セコマに好感を持っていた。格好よりコストって感じか。お上品な客には受けないかも知れないが、セコマがターゲットと考える客のことは自分の頭(自分の哲学)でよ~く考えていると思う。
さて、セコマはそれでいいのだが、70%は環境に悪い従来型のプラスチックを含むレジ袋を使って気候変動は回避できるのか?逆に言えば、30%くらいバイオマス原料を混ぜれば気候変動減殺効果はあるのか?単なる気休めではないのか?コロナ騒ぎで紋切り型に言われた「エビデンスを示して欲しい」ものだ。俺はこんなこと、「ごっこ」でファッションだと思っている。
同様に、セブンイレブンで見かけたポスターで確か「プラスチックの食器は辞退してください」みたいな”お願い”が…。そうではなくて「プラスチック食器使用量をどのくらい下げたら気候変動減殺効果がこれだけある」という理屈/仮説があってそれに基づいて「だからセブンイレブンはプラスチック食器を何%減らすという目標を立て、その目標実現のため、プラスチック食器のうち、これとこれは提供しない」と言って欲しい。俺の尊敬する鈴木敏文さん、あなたの「仮説と検証」を応用したらどうなりますかね?あなたの後輩たちのやっているプラスチック食器削減の「お願い」は「気候変動に興味があるふりをしつつ、でも客のご機嫌は損ねたくない」という、とっても醜いご都合主義ではないですか?
見方を変えればプラスチックでできたものは醜いものが多い。大体、紙や木や金属やガラスや瀬戸物で作られていたものをプラスチックに置き換えたものは美しくない。そんなもの、やめちまえばいい。気候変動なんて関係なく、醜い物、美しくないものを排除すればよい。特にスプーンやフォークやボウルなんて醜いし、使いにくい。洗って再使用しようとも思えない。ただ、ここで難しいのは「コンビニエンス」はプラスチックでできた醜い使い捨て食器と相性が良いことだ。個人的にはコンビニエンスもプラスチックも両方捨てるべきだ、と思う。俺はコンビニもプラスチック食器もなくても子供の時、痛痒は感じなかった。
更に別の見方をすれば、気候変動で水位や気温やCO2濃度が上がったらそういう環境変化に人間は適合していかないか?つまり「進化」しないか?別に人間は今の温湿度が快適な動物である必要もない。高温多湿高CO2で快適に生きる人間になって生き残るっていうシナリオはないのか?
これまた俺の尊敬する山本夏彦さん流に言えば「コンビニ、プラスチック、核兵器、コンピュータ、自動車、ロケット…」文明が進んで発明されたものは一旦出てきたら無くならない。元には戻らない。人間は次から次へと便利なものを生み出して、それらに囲まれていずれは滅ぶ…山本さんは、はっきり言わなかったが、そういうことだろう。別に地球の一つや二つ無くなったってどうってこたあねえ…
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