SMBC証券の株価操作ってガバナンスの問題?

 SMBC証券が副社長の指示で自社の金で株を買い、株価操作をした事件。これを「ガバナンス」の問題と表現するメディアに違和感。違和感ついでに「そもそもガバナンスとは?」と検索するとやっぱりウィキペディアは偉いと思う。「コーポレート・ガバナンス」に

①なぜ会社経営にガバナンスなどということが言われ出したのか?その背景、歴史、経緯

②そもそも会社とは誰のものか?何を目的に存在するのか?

③上記に関する日米欧比較  etc

俺の知りたいことをかなり網羅して書いてある。

さて、ウィキペディアにもある通り、会社はアメリカ流に言えば株主のもの。(株主利益のために存在する)日本流にはいくつかの考えがあるが「従業員のもの」とか「ステークホルダーのもの」*。ガバナンスとは、この「会社の持ち主」の利益のために会社を経営すること。ここに大いなる違和感が。誰の利益に反するとかでなく、単純に「悪さをしてはいけない」、「悪いことしてバレると恥ずかしい」でいいではないか?日本人会社員には、ガバナンスなぞと言わんでも「恥を知ってる」ことを期待してはいけないのか?

真逆なことを言えばAIとか監視カメラなど使えばおかしな金の動き、社員の不審な動きは察知できるのでないか?確かに証券会社社員に恥を期待するのは無理かもしれない。放っておけば悪さするに決まってる。ならばそういう前提でガッチガチに疑って監視する。

どちらにしても「誰それの利益を守る」などという屁理屈でなく、「悪さする社員はいない」と完全性善説に立つか「悪さするから厳しく監視する」という完全性悪説に立つかであろう。内部統制システムやら監査やらといったどっちつかずの道具立ては不要。


*「会社は株主のもの」なんて馬鹿な考えを持った人間が日本にいた。それも役人に。そのお馬鹿な役人が作ったのが会社法。(多分アメリカのご希望を忖度した小泉首相か竹中平蔵が作れ、と言ったんだろうが)

コメント

このブログの人気の投稿

ママーのガーリックトマト(ソース)で茄子入りミートソースを作るとうまい

松重豊さんが号泣した投稿「ロックじゃねえ!」投稿者の先生への思い(朝日新聞デジタル)

長嶋追悼:広岡さん