2013年にホワイトハウス占拠映画が2本公開された
2013年に公開された ホワイトハウス・ダウンとエンド・オブ・ホワイトハウス 2本の映画を立て続けに見た。この2つの映画の共通点①アメリカを憎むテロリストたちがホワイトハウスを占拠して大統領が人質になる。副大統領も殺されて下院議長が大統領の権限を与えられる。②テロリスト達はアメリカの核ミサイルを使おうとする③過去に傷を持つ駄目男が一人でテロリスト達をやっつける④大統領は人質になってもひるまずに責任感も持ち続ける⑤黒人は大統領または臨時に大統領になる下院議長で悪役はいない といったところ。
不思議なのは、こんな似たストーリーの映画が何故2013年に2本も公開されたのか?だ。
オバマ大統領が中東から手を引き、朝鮮半島にもあまり関心を払わなくなったこと(アメリカが世界の警察官をやめたこと)が影響している。”ダウン”の方は中東に戦争しに出かけた後遺症がバックにある。もう外国に戦争しに行くなんてやめようよといった感じか?それに対して”エンド”の方はスキを見せるとホワイトハウスまで乗っ取る奴がいるぜ、アメリカを守るため、悪い奴らをやっつけに世界中に出掛けようぜ、ということか?
”エンド”の方は刺激的。まず、ホワイトハウス訪問中の韓国の首相が殺される。韓国人には嬉しくないシーンだと思うが。それから女の国防長官の超愛国的な態度。「テロリストに殺されたら墓に『戦わないで死んだ』とだけは書いてほしくない」と。(見栄でもファイティングポーズを取り続けるのがアメリカの愛国心だ)
2つの映画の最大にして最高の共通点は米軍が結構役立たずな一方、ダメ男(ITにも弱い)が一人でテロリストをやっつけてヒーローになるという爽快感。ダイハード以来か?
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