嗚呼、ダイドーリミテッド!

 2月27日、ダイドーリミテッドが中期経営計画の見直しを発表した。土日を挟んで3月2日、株価が1370円から1070円のストップ安となった。この株価急落、直接的には一株当たり100円という異常に高い配当を50円に落す(それでも赤字会社には無理なものだが)と発表したからだが、間接的には、この経営計画の見直し版のお粗末さも大いに手伝ったように思う。以下、経営計画見直し版から抜粋するが、24年8月に赤字会社にもかかわらず株価800円に対して100円と言う馬鹿な配当する同社株を、面白がって「記念に(どぶに捨てるつもりで)」100株買った俺は、さて、株を売るべきか売らざるべきか、はたまた株価1000円に対しては配当50円ならまだまだ高配当だから買い増すなんて考えもあるよな、と悩んでいる。

経営計画見直し版:

本中期経営計画の骨子 

➊ FY2035に向けた中長期的なビジョンと成長イメージを明確化 ❷ M&Aや新規事業等による事業ポートフォリオの再構築と既存事業の構造改革で利益を抜本的に拡大 ❸ 配当(=インカムゲイン)から利益×期待成長率(=キャピタルゲイン)の最大化へ転換 ➍ 成長投資の抜本的な拡充に向けてキャピタルアロケーションを見直し、株主還元方針を変更 ❺ 財務戦略の一環としてビットコイントレジャリー戦略を採用し、企業価値向上を下支え

>>24年に村上ファンドに脅されて100円なんて言う馬鹿な配当を設定したが、年30億円の配当資金をM&Aに回す、ということ。24年の「3期連続配当100円宣言」を取り消す代わりに取ってつけたように、配当でなく、株価を上げます、なんて嘘っぽいことを言う。ビットコインに手を出すのも???

グローバル×デジタル領域で高いROEを実現しているアパレル企業と同程度のPER25倍となる株価2,000円の水準を目指す

>>どうやって?実現できもしない空想。俺のいた会社でも、根拠なくそして威勢よく、他社の例や過去の実績を事業目標にしたものだ。

短期志向のアクティビストの意見も踏まえた株主還元方針から、中長期的な株主価値の最大化に方針を転換

短期的な配当によって株主価値を持続的に向上させることは困難 ⇒成長による中長期的な株主価値(=株価)の最大化を至上命題として方針を転換

>>これ、村上ファンドにやられて無理しました、と告白している。

◆ニューヨーカー業績低下の根本要因 :

外部環境の変化に対して抜本的な対応を実施しきれなかったことによりブランド訴求力が低下 顧客の高齢化と百貨店の集客力低下という外部環境の変化に対して、抜本的な構造改革/リブランディングを実施できなかったことが業績低下の根本要因 ニューヨーカーの再興は、アパレルブランド運営を手掛ける当社の存在意義、ケイパビリティの真価を問われているものであり、再び「花形」にできるかどうかが論点

◆ブルックスブラザーズ課題と施策:

顧客理解が不十分で成長ポテンシャルを最大限発揮できていない 

デベロッパー依存の店舗開発によって出店タイミングが不確実となり、計画的な新規出店が困難 

既存顧客の維持はできている一方で、特にWomen’s層の新規顧客の獲得が課題

◆ダイナシティ課題と施策:

低価格帯テナントが多いため、客単価の減少と体験価値の不足が発生 

顧客理解が不十分な状態での販促を行っているため、販促の費用対効果が低い 

契約時に、テナント毎の賃料と賃料形態の最適化が不十分なため、収入の機会損失が発生 

売上に未貢献である遊休区画が存在しており、施設内の坪効率の改善を阻害 

WALKエリアの魅力訴求が弱く、来館者の回遊性を阻害

>>誰に何を売ったらいいか分かってない、力を失ったセールスチャネルをそのままにしてる・・・要は、マーケティングできてないのだ。どうやってマーケティングできる会社に変えるのかなあ?

閑話休題:

これを書いている間に3月3日AM10時現在のダイドーリミテッド株価は800円あたりを上下している。買値の800円以上なら売るべきかなあ?いやいや、たまにはしつこく売らないで持っていようかな?

上述は自虐とも言える自己否定だ。役員が変わったのかな、と思って調べてみたが、木戸真亜子という画家兼タレントが社外取締役になっただけだ。

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