若い会社員のワンルームマンション投資
年収5百万円の若い会社員が2千万円以上借金して投資用ワンルームマンションを買うという話題がNHKニュースで取り上げられていた。俺たち夫婦の一致した意見は「やめとけ」だ。俺は、住宅の価格が最近値上がりしている理由が全く分からない。日本は人口が減っていく。必ず住宅は余る。つまり必ず値下がりする。こんなに分り切った理屈はない。
バブルのバカ騒ぎを思い出す。日本人は土地でも絵でも株でも「値上がりしている」という理由で買いあさった。(アメリカ人もサブプライムローンで全く同じことをした)「値上がりするから」でなく、自分なりに所有する意味が見いだせれば買えばよい。(例えばいつも見ていたい美しい絵だとか、応援したい会社の株・高配当の株だとか・・・)土地や住居を投資目的で買うのは間違いだ。土地や住居は自分で住むためだけに買えばよい。一番馬鹿なのは投機目的で仮需要が盛り上がり値が上がると、永遠に値上がりするとでも勘違いするのか、借金までして住みもしないのに買うことだ。損得の問題でなく、土地は投資目的で売買されるべきではない、ということだ。(司馬遼太郎さんが土地バブルを見て土地の国有化を論じたことを思い出す)
銀行が金の貸し先がなくて、陰で煽っているのだろう。金持ちが投資目的でマンションを買うのはまだいい。他に金の使い道が見当たらないのだろうし、少々損してもいいだろう。金持ちの投資の真似をし、銀行に煽られて大して金もない素人が手を出すもんじゃない。
それにしても、銀行って存在するプラスの理由よりもマイナスの方が大きくないか?
閑話休題:
日本の経済に明るい未来があるのか?俺の感覚では当分の間、明るいよりは暗くないか?それなのにバブル以降最高値の日経平均株価・・・これも怪しい。これも外国人のなせる技。日本の株価は急落すると見る。そうなったら「買い」だ。
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