久しぶりにカネを払う価値のあるラーメンを食った

 家から歩いていくにはちょっと遠い味噌ラーメン屋がある。

うまそうな店の構えで何年も前から気になっていた。たまたま夕方近くまで行ったついでに上さんと二人で店に入る。券売機で俺はバターコーン、上さんはチャーシューのボタンを押すが食券は出てこない。上さんと色々ボタンをいじっていたら、背後から店主が麺の太さを選ぶように言う。俺は太麺。上さんは細麺を選び、めでたく券を買えた。

この店は麺の茹で方が独特だ。麺をざるに入れ、茹でるのだが、タイマーでざるが上がってくる。不思議なのは、太麺も細麺も茹で時間が変わらないこと。また、湯切りもほとんどしない。湯切りに命を賭けるラーメン屋もいるが・・・

喰うと実にうまい。味噌スープがうまい。全部飲み干す。白っぽい豆味噌のようだが初めて口にする味、色だ。味噌ラーメン屋だから味噌にはこだわっているはずだが、どこのどんな味噌かは見当もつかない。

店主一人のワン・オペだ。夜遅くまでやってるようだが大変だろう。

味噌ラーメンにはおろし(きざみ)にんにくをたっぷり乗せる。食後のにんにく臭くなった息も久しぶりだ。家でも味噌ラーメンをつくるが、ここ(店名”味噌一”)のは、やはりうまい。プロの味だ。一杯1000円払う価値はある。

それにしても、プロの技を感じさせる食べ物、金を払う価値のある食べ物に出会うことが少なくなった。

閑話休題:

店に入る前に何となく「この店は、味噌ラーメン一本で餃子はやってないだろうな」と感じたが、果たして餃子はなかった。

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