Billie Holiday
YouTubeが勝手に”Lady Day"THE COMPLETE BILLIE HOLIDAY ON COLOMBIA (1933-1944)をかけてくれる。
Billieの歌は、ちっともうまくないし、声量もない。原曲や他の歌手と違うメロディ、リズム(ノリ)で歌うだけだ。そのユニークさが面白い。1915年生まれだから録音したのは20歳代がほとんど。二十歳そこそこでこの”ひしゃげた”声・・・通常、歌手+伴奏となって伴奏は二の次になるんだけど、伴奏陣が豪華なせいもあって伴奏と混然一体。ほとんど全員黒人だったと思う。ひどい差別を受けたはずだが、彼らの「ブンチャ、ブンチャ」のツービート音楽を聴いているとこちらは幸せになり、ついでに「彼らも幸せだったんじゃあないか?」などと妄想してしまう。もしかすると、演奏してる時だけが幸せだったのかも。
閑話休題:
1930年代のジャズ界は素晴らしかった。Duke Ellingtn,Count Baise,Lionel Hampton,Teddy Wilson、Benny Goodman・・・こういった楽団のメンバーがHolidayの歌の豪華な伴奏陣だ。
作詞作曲家もいた。ユダヤと黒人は頑張った。
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