暴落時こそ「逆算思考」で戦略の見直しを!今、投資家がやるべきこと

MONEY PLUS によるストーリー(
三井 智映子
)
より:

今の俺にとって、実に腹落ちするインストラクションを引用する。

神様”バフェット”が語る「極意」(”長期保存できる銘柄を探しましょう”)は全くその通りだ、と思う。
リスク分散、積立投資の考え方なども腑に落ちる。
下がったら買いたいリスト・・・①大株主に怪しいファンドがいないこと②数年間利益を上げかつ高配当を維持していること③ゾンビ企業でなく長続きしそうな商売をしていて中長期計画を読んで好感を感じること(少なくとも違和感を覚えないこと)・・・今年はそういう銘柄を選び、その銘柄がいくらの値段に下がったら買うというリストを作っておいた。
3月26日の権利確定日以降、そういう値段になる銘柄が出始め、買い進めていたら、トランプ関税でほとんどの銘柄がそういう値段まで下がってしまった。(正直、4月7日の暴落は予想してなかった)そうなると高値づかみするかもしれないから買いを止め、まだ様子見を続けている。(NISA枠残60万円。今は、厳密に言えば、過去の最安値などありえない値段で数銘柄の指値発注をしている・・・買える訳はない値段、もし買えたらそれはそれで結構な値段・・・)

以下引用。

VUCAとは?

VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの英単語の頭文字を取った言葉です。トランプ関税など政治的な先行き不透明感、グローバル経済の複雑化、世界の分断、AIやテクノロジーの急速な進化などが絡み合って世界は、ますます先が読めない環境になっているといえます。株式市場も例外ではなく、ボラティリティは高まっています。不確実性の高い環境では予期せぬ出来事による損失が発生しやすくなります。「恐怖指数」とも呼ばれるボラティリティインデックス(市場の値動きを表すもの)は今週、目処とされる20を大きく上回り、50の水準を超えました。

過去の実績や経済指標だけでは将来を予測しにくくなっているなかで、投資家も従来の発想を見直す必要があります。過去を振り返ると、2007年の世界金融危機では50%ほどの下落に見舞われた市場ですが、1987年のブラックマンデーでは約30%、2000年のITバブル崩壊では約45%、2020年のコロナショックでは約20%と何度も急落を経験し、そのたびに回復してきましたが、市場の急落は必ずしも異常事態ではなく、また今後その頻度が高くなる可能性があります。

暴落は見直しのタイミング

株価が下がると、「これ以上損をしたくない」という恐怖が先立ち、保有株を手放してしまいたくなります。しかしその感情に流されてしまうと、相場が反発したときに恩恵を受けるチャンスを逃してしまいます。急落時には冷静さを保ち、自分の投資方針を見直すタイミングとして捉えることが重要です。

“投資の神様”と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は「株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きます」と言っていますが、いいタイミングという意味では、暴落時はバーゲンセールともいえるタイミングなのではないでしょうか。そうするとポートフォリオをより強化させるチャンスといえるかもしれません。 

「長期・分散・積立」の基本戦略を再確認

まずは資産形成を考えるなら「長期・分散・積立」の基本戦略を再確認することです。VUCA時代には、長期的な目線で投資をする場合には、短期的な価格変動に一喜一憂するのではなく長期視点に立った運用が求められます。たとえば、時間分散(積立投資)、資産分散(株式・債券・REITなど)、地域分散(国内・海外)といった分散の工夫は、相場の変動に対してポートフォリオ全体のリスクを軽減する効果があります。

特に積立投資は「ドルコスト平均法」によって、株価が下がったときに多く買い付けることができ、長期的に平均取得単価を下げることが可能です。さらにリスク管理の基本は「余裕資金での投資」を心がけること、そして市場の急激な変動に備えるためのキャッシュポジション(現金)を確保しておくことです。

投資の「軸」を確認

加えてVUCA時代の特徴の一つは、「正解が一つではない」という点です。特定の銘柄やセクターに過度に依存するのではなく、自分自身の目的や価値観に沿った投資が大切になります。バフェット氏は「私は株を買う理由を1ページ書き続けられないなら買わない。間違っているかもしれないが、私はいつも理由を把握している」と語っていますが、自分がなぜこの銘柄や商品に投資をするのか、企業や商品の成長性や利回りとともに、子供の教育資金を備えるためや老後資金を形成する、社会的意義のある企業を応援するためなど自分の目的や投資の軸も明確にすることで、相場の変動にもブレない姿勢を保ちやすくなるといえます。

無理な逆張りはしない

先ほどもお伝えしたように、株価が下がった局面はバーゲンセールとも言えます。暴落の際には、通常では値下がりしない株や商品も、利益の確保や損益の補填などから大きく売られることがあります。リーマンショック後やコロナショック後に積極的に買い向かった投資家が、その後の回復相場で大きなリターンを得た事例は少なくありません。

ただ、暴落時は冷静さを失っていることもありますので、逆張りは無理にやるものではありません。大切なのは、自分が理解できる企業やファンドに対して、適切なタイミングで投資判断をすることです。そのためには通常の際に「下がったら買いたいリスト」を作成しておくことをおすすめします。

そして市場が落ち着いているときには気づきにくいですが、急落局面では自分のリスク許容度を改めて考えるチャンスともいえます。ご自身がどのくらいの評価損益で不安になるのか、投資資産と現金比率のバランスは適切に出来ているのかをチェックして、定期的な見直しのタイミングとして自分に合った投資スタイルを再構築することが、長期的な成功につながります。

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