”父の妻” ≠ ”母”

 父親は再婚で、先妻との間に子はなく彼女は亡くなった。そののち俺たちの母親と再婚、俺たち兄弟が生まれた。この亡くなった先妻は親父やおふくろ(実の母親)と一緒の墓に葬られている。このことは知っていた。

さて、父の先妻、父親、母親の三柱(三人分)の遺骨を新しく買い求めた納骨堂に改葬することになったが、改葬許可が必要となる。「改葬許可申請書」を書くのだが、一柱一枚必要とのことなので3枚書く。改葬される人の名前と続柄以外、埋葬場所やら死人の本籍地やら申請者の名前住所やらほとんど同じことを3回書く。俺は同じことを繰り返す単純作業は大の苦手で、段々疲れてきて2枚目3枚目ともなると時々間違える。

さて、上述の「父親の先妻」と俺の続柄はどう書くのか?ネットで「父の前妻 続柄」などと検索するが、分からない。仕方がないから以前電話で改葬手続きについて聞いた住民課・戸籍班の女性(おばさん、だと思う)に再び電話して聞く。「父親の先妻との続柄はどう言うのでしょうか?」と聞くと「あなたから見れば『父の妻』、その方から見れば『夫の子』です」と即答。この冷たく事務的な答え方に「さすが、プロ」と感心した。思わず、「父の妻だからって、母親とは限らないんですねえ」なんて言おうとしたがそんな軽口を許さない言い方であった。

コメント

このブログの人気の投稿

ママーのガーリックトマト(ソース)で茄子入りミートソースを作るとうまい

松重豊さんが号泣した投稿「ロックじゃねえ!」投稿者の先生への思い(朝日新聞デジタル)

長嶋追悼:広岡さん