TVが面白かった頃
NHK おとなのEテレタイムマシンで1981年放送の陳建民の「きょうの料理」を放送。麻婆豆腐ともう一品「むきエビ豆腐の煮込み」。
なんといっても素晴らしいのは広瀬久美子さんという女子アナだ。彼女のフォローというか、巧まずして陳さんと広瀬アナの会話がボケと突っ込みみたいな素晴らしい呼吸の掛け合いになる。
例えば陳さんが「愛心(アイシン)」というと数秒後に広瀬アナが「愛の心ですね?料理には愛が大切ですものね」とフォローする。すると、すかさず、陳さんが「そうそうアナタ素晴らしい!」と広瀬さんを褒持ち上げる。陳さんは頭で日本語にする前に口から言葉がほとばしり出る。それを広瀬アナがフォローしたり、ときどき、「それは、こう言います」などと修正したり。
しかし、広瀬アナはよく陳さんの言いたいことが瞬時に理解できるものだ。
最後に陳さんの名言。「(レシピに書かれた)量ばかり気にして作る料理は他人の料理」。これも陳さんが口走った意味の通らない日本語を広瀬アナが翻訳?したものだ。
陳さんが言いたかったのは、最初はレシピ通り作るのも結構だが、2度目3度目には自分で色々試しなさい、そうして味見してうまければそれが自分の料理になる、ということ。全くその通り。結局同じものを2度3度作れ、というのだが、これって料理好きじゃなきゃあ、できないこと…守破離にも通じる。
しかし、1980年代TV全盛期にはNHKだって訳の分からないことを口走る中国人も出演させ、その訳の分からない言葉を構わずそのまま放送した。PCだ、コンプライアンスだ、差別だ、まだゆるくてよかった。バカバカしくていい時代だった。
閑話休題:
広瀬アナ、いかにもNHKっていう感じの女子アナ。年の頃なら30過ぎか?決して美人ではない。姿かたちがザキヤマ?みたいか。ザキヤマはともかく、お笑い芸人の誰かに似ている。
しかし、NHKきょうの料理は今でも平野レミという、あらぬことを口走るスターを抱えている。このレミさんに生放送で変なことを言わせようってんだからNHKを簡単にぶっ潰すわけにはいかない。アナウンサーも後藤アナ、広瀬アナ、原大策アナ…いい味を発揮。
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