ラナ・ターナー(Lana Turner)とViolets for your furs

Frank Sinatraのviolet for your fursを聞きたくなってYouTubeで聞く。

1941年Tommy Dorsey楽団在籍の時の若き歌声。しかし、やっぱり1954年のNelson Riddleのストリングス入りオーケストラの伴奏で歌うヤツの方がいい。特にいいのはverseだ。イントロがいい。恋に落ちる歌だが、決して明るく爽やかな歌ではない。

以下、Wikipedia「コートにすみれを」より:

マット・デニスがトム・アデアの言葉で書いた1941年の曲であり[1] 、トミー・ドーシーのオーケストラがフランク・シナトラのボーカルで最初に録音した。当時シナトラに関わっていたラナ・ターナーの事を歌ったという。ターナーはしばしば彼女の毛皮に固定された花を着ていた。

以下のような英語のブログ?を発見。

The Meaning Behind The Song: Violets for Your Furs by Frank Sinatra

次いでWikipedia「ラナ・ターナー」より:

 ラナ・ターナー(Lana Turner,1921年2月8日 - 1995年6月29日)はアメリカ合衆国アイダホ州出身の女優。タイトなセーターでグラマーさを強調したセクシー女優。「セーター・ガール」という愛称でスターになった。(略)第二次世界大戦中には最も人気のあるピンナップ・ガールだった。

プライベートでは7人の男性と結婚し、クラーク・ゲーブルタイロン・パワーハワード・ヒューズフランク・シナトラを初めとする多くのボーイフレンドを持ったことで有名。ショーン・コネリーとも愛人関係にあった。

配偶者アーティ・ショー (1940)
Stephen Crane (1942–1943)
Stephen Crane (1943–1944)
Henry J. Topping (1948–1952)
Lex Barker (1953–1957)
Fred May (1960–1962)
Robert Eaton (1965–1969)
Ronald Dante (1969–1972)

「恋多き」と言うよりは多情、自由、無茶苦茶な男関係だ。この歌が作られたのが1940年か41年。ターナーは1940年に20歳そこそこでアーティ・ショーと結婚したものの、うまくいかなくて離婚直後か離婚しそうな時だった。1915年生まれのフランクシナトラは当時25歳で結婚していた。(シナトラも4回結婚している・・・)よしゃあいいのに、二人はくっつく。日本じゃあ目を三角にして大東亜戦争をおっぱじめようか、という時だ。結婚生活に破れ、疲れたターナーにシナトラがちょっかいを出す・・・しかし報われない愛だ。

さて、violets(すみれ)とfurでは季節が合わない。ということに今初めて気が付いた。解釈が3つ。

①1941年当時、アメリカでは、真冬でもすみれを売っていた。

②実際の季節は春。夫との間が冷え切ったターナー・・・つまりターナーの心象風景は真冬・・・にすみれを買って上げるシナトラ・・・”報われない愛”には合う。

③実際の季節は冬。ターナーに岡惚れしたシナトラが「すみれを買って上げたらターナーには似合うだろうなあ。そして俺のものになってくれるんじゃないか・・・」と妄想している。



ラナ・ターナーのピンナップガールらしい写真。同じもののカラーと白黒か。こういう写真にアメリカの兵隊さんは弱かったんだろうなあ。”時代”を感じる。何故か”凄み”も。

ターナーのセーターガールのいい映像がないので、Anita O'Dayのセーターガールっぽい映像(ちょっと”とうが立ってるけど”・・・pick yourself upというアルバムのジャケット・・・これなんか、レコードをジャケ買いすべき)

閑話休題:
歌詞の冒頭部分、
But a little simple magic
That I'd heard about somewhere
Changed the weather all around
Just within a thrice  とある。
「3回だけ願いがかなう」ということ?

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