007は2度死ぬ

 Wikipediaによると、007原作者のイアンフレミングは日本に来た時、 You only live once.(人生一回きり=生き返ることはできない)という慣用句をもじって、You only live twice. Once when you are born, and once when you look death in the face.という俳句を作った由。(Haiku in English)

フレミングは日本を舞台にした”You only live twice”という小説を書き、それを原作にして007シリーズ映画第5弾「007は2度死ぬ」が日本で撮影され、浜美枝や丹波哲郎が出演した。映画そのものはあまりいい出来とは思わない(日本の描き方としておかしな部分が気になる)が、興味深いのは、英語で「2度生きる=生き返る」という表現なのに、これを日本語映画タイトルでは「2度死ぬ」と表現することだ。

たしかに「007は生まれ変わる」よりは「2度死ぬ」の方がタイトルとしては”キャッチー”でいい。しかし、liveを「死ぬ」と訳したセンスは素晴らしい。井上一夫さんとういう人が原作を訳しているからそのとき「2度死ぬ」としたのだろうと推測する。


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