トロフィーライフ?

 7月9日OAのMXTV「東京ホンマもん教室」でMC藤井聡さんが、「日本人は自己家畜化している、コスパ至上主義が進んでいる」と・・・「日本人は自分の頭で考えず、自ら進んでアメリカの家畜(=属国)でいようとしている」。”我が意を得たり”だ。世の中、俺のような変わり者がもう少し増えればいいが・・・?

その文脈で「トロフィーライフ」という言葉が使われていた。「成功していることを誇示するために生きる」といった意味合いだ。今のところWikipediaには記載なし。ただし、「トロフィーワイフ」という言葉はWikipediaに載っていて「男性が社会的・経済的に成功した後に選んだ己のステータスシンボルにするため結婚した女性。」という意味合いだそうだ。ワイフとライフ、藤井さんの地口か?

見栄で上さんを選ぶことをトロフィーワイフと言い、見栄を人生の目的とし、見栄を自己目的化して生きることをトロフィーライフと言うらしい。上さん選びならまだしも、成功を誇示すること・見栄をはるために生きる・・・「それも人生さ」「それもありだ」と価値観の多様性を認めればいいのだろうか?俺は多様性という以前に面倒になる。「違法性がなければいいじゃあねぇか」で済ませて来た。株主資本主義も会社(経営者)の見栄の自己目的化であり、株主にとっていい家畜になろうという”主義”だ。株主様が喜べば何でもやる。従業員や他のステークホルダーではなく、株主様のご評価だけを気にする。おかしいと思うし、害が多いだろうとも思うが「違法じゃないし、面倒だから文句言うのをやめとこう」で済ませた。

会社や経営者がトロフィーライフなんだから、社員がトロフィーライフなのは無理もない。社員は見栄で会社(ブランド)を選ぶ。

番組で大岡昇平「俘虜記」を紹介していた。さっそく読むことにする。

なお、番組冒頭、6月16日に発売された表現者クライテリオンの最新号(7月号)『進化する〝コスパ〟至上主義~タイパ管理された家畜たち~』を紹介。これが番組の目的。


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