ビデオデッキ買った②

 ついでドリス・デイの"April in Paris"。(1952年。Warner。これも30年以上前にアメリカで買ったんじゃないか。価格$10.99)ドリス・デイというと、どんなに蓮っ葉な役を演じても、根は副級長タイプの優等生というのが俺の固定観念。しかし歌声はセクシーで素晴らしい。得難い歌手だ。この映画撮影時、29歳か30歳。ちょっと太り気味。相手役はRay Bolgerという男だが、Astaireと比べるまでもない。顔に品がない。頭の形も鼻の形も悪い。ダンステクニックはあるようだけど、優雅でない。粋も感じられない。ラストシーンで"April in Paris"を歌うドリス・デイ。いい。

閑話休題:

April in Parisという歌はジャズシンガーがたくさんカバーしたスタンダード。俺はSarah Vaughanの歌が好きだ。Clliford Brownが歌伴するやつ。改めて聞いたら、Paul Quinichetteがとても短いけどテナーサックスのソロを。これが実にいい。昔からそう思うんだけど、このSarahのApril in Paris、物悲しい秋を感じてしまう。

1950年代のアメリカ人はヨーロッパに憧れ、ヨーロッパに出かけて行って映画を作った。イタリア(ローマの休日)、フランス(パリのアメリカ人)・・・1980年代の日本人みたいにアメリカ人は1950年代、世界中に旅行に行ったんだろう。日本人も1980年代はカリフォルニアだ、ニューヨークだ、アメリカの歌たくさん作ったね。

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