Chat GPT

 Chat GPTって「うまく使えばすごく役立つが、使い方を間違えるとヤバイことに」と言われる。原子力と全く同じだ。

さて、原子力は核兵器開発競争を引き起こし、核兵器は地球・全人類を何回も滅ぼすことが可能な質・量に達した。これは神に対する無力感・絶望につながり、ニヒリズムを極大化した。それ以降、絶望とニヒリズムが人間が考えたり感じたりすることのベース、スタート地点、つまり神に代わる存在となった。これを進歩と言うのか退歩と言うのか???確かなことは神や神を信じることによって期待される明るい未来を信じにくくなった、もっと言えば神や明るい未来を信じる楽天主義を無駄にし、馬鹿にするという風潮を招いた。言い方を変えれば、過去から現在そして未来に永遠に続くものを否定した。

さてさて、Chat GPTはどうなるか?原子力同様、人間の幸せに必須なものとは思えないが一回生まれ出てしまったものは規制も根絶もできず、自己増殖し”進化”するだろう。不幸なことにChat GPTは原子力同様、アメリカで生まれてしまった。アメリカという国は敵を作ってそれを叩き潰すということをしないではおられない国柄だ。原子力も敵国を叩き潰すために開発・製造され、早い者勝ちの競争を呼び、それが敵国のみならず、様々な国に核開発競争を強いた。AIも同様な早い者勝ちの開発競争が行われ、早い者・一部の者による独占という事態になるだろう。

AIはすでにプロパガンタ用のフェイクニュース、映像のねつ造に使われている。それはますます盛んに行われるようになり、「何が正しいのか?」は、ますます分りにくくなるだろう。もっと言えば、「何が真実か?」「何が正しいのか?」を詮索すること自体が馬鹿(無駄)なことだ、と考えられるようになるだろう。原子力は神を信じることを馬鹿(無駄)なこととし、無神論を盛んにした。AIも真実や正義を求めることを馬鹿(無駄)なこととするだろう。

閑話休題:

かねてから戦争のAI化ができないか?と思っている。戦争したくなった国は領土や労働力や食料や石油などのエネルギー物資・・・を賭けて相手国を選んで宣戦布告する。相手国が受ければAI同士で戦わせる。数秒で決着するのでないか?AI戦争が当たり前になれば各国競ってAIを開発することになる。自国でできない国は進んだ国に助けてもらったり、仲間を募って共同開発する。平和一辺倒よりは闘争本能を満足させる効果があるだろう。争いを止めろ、でなく、戦争ゲームをやれ、だ。戦争を止めろ、は業の否定。酒を止めろ、タバコを止めろ、麻薬を止めろ、差別を止めろ・・・も業の否定。

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