WBC日本メキシコ戦観戦記

この試合、 2つの分岐点があったと思う。

①7回表メキシコの攻撃で2盗がリプレー検証でアウトになったこと

 これは俺の中ではセーフ(にすべき)。タッチされそうになった腕を動かしてタッチをかいくぐった。日本では見かけることのない、神業とも言うべき技。ただ、そのために足がベースから離れて源田にタッチされた。結果的に、三振ゲッツー。これがメキシコの勢いを削ぎ、日本を勢いづけた。ルールで言えば確かにアウトなんだろうけど、俺はこの局面で繰り出したこの神業はセーフにすべき、セーフにしてよい、と思う。いいプレー、気の利いたプレー、懸命なプレーにはルールにはこだわらない判定があってもよい、と思うのだが…

②9回の裏1,2塁のチャンスで村上に代打を出さなかったこと。(結果、村上はサヨナラ打)

 不振の村上を代えなかった、バントもさせずに打たせたのは栗山監督の人間性あるいは哲学。村上を信じた結果ではないし、栗山監督のファインプレーでもない。栗山監督にはハナから村上を代えるという選択肢はなかった。目の前の試合に負けようが勝とうが村上との人間関係を優先し、代えるとかバントさせるという考えはなかった、と言うのが俺の憶測。代えるという選択肢があって代えなかったならファインプレーだし、村上を疑ったうえでそれでも信じたなら、よく信じた、と言える。まあ、そういう栗山さんを監督にした、ということがファインプレーとは言える。これで村上ー栗山の人間関係が保たれ、次の試合でも村上が活躍する可能性を残した。去年の日本シリーズでヤクルトの抑え、マクガフの交代のさせ方が高津監督との関係を悪くしたのではないか、という懸念があったのと対照的。(これが原因かどうかは分からないがマクガフは退団)

それにしても日本の投手陣は素晴らしい。メキシコ以前の対戦相手も、メキシコも、3番手以降のピッチャーはかなり落ちる。それから日テレは馬鹿だなあ。野球を捨てて、日本での予選リーグで読売グループ内の東京ドームで試合したのに1戦も放送できなかった。


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