官僚@小野田紀美

 小野田さんは国会議員が官僚にパワハラしてる、これじゃあ官僚になろうという人がいなくなる、と。俺は官僚はメディアにもハラスメントされている、と思う。問題意識は同じでパワハラされ、メディアに叩かれれば官僚(政治家も同様)になろう、という若い人がいなくなること。小野田さんも「官僚になる東大生が減っているのでは?」という懸念を抱いているらしい。別に東大生が優秀とは言わないが、東大生に象徴される優秀な若者が官僚になろうとしない、のはまずい。東大生には大馬鹿もいれば賢いのもいる、その賢いのを取るためには大馬鹿を含めて東大生を大量に採用する、というのも面白くないか?

誰か官僚になった人の絶対数との学歴の過去数十年間の変遷を整理してくれないか?見方を変えれば「名門」と呼ばれる大学の卒業生の就職先について数十年間の変遷を整理してもらってもよい。このデータで日本の将来が見えてくるような気がするのだが・・・

ここで気になるのが日本の雇用の流動性の低さ。アメリカのことしか分からないが、アメリカでは実業界の第一線のビジネスマンが大統領にスカウトされて官僚になって、大統領が代われば元の職業に戻る、なんてことが行われているように思う。(ゴールドマンサックスはちょっと露骨で、同社の出身者が同社に有利な政策を行ってきたように感じるが)この方式は官僚の生涯収入を保障するという効果がある。つまり悪名高い日本の「天下り」と似ているということ。官僚になろうという人材を確保しようと思えばやっぱり収入も大切。日本の雇用流動性が高まらないなら俺は「天下り」を復活してもよいと思う。官僚の収入あるいは会社の利益が少々不公平になっても有為な若者が官僚になるなら安いものではないか?アメリカだって、ゴールドマンのように、かなりの不公平が堂々と行われているように思う。

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