”この世の果てまで”(The end of the world)を聞き比べる

 You Tubeで理由(わけ)もなく”The end of the world”を検索。オリジナルのスキータ・デイヴィス、竹内まりあ、パティー・ペイジ、スーザン・ボイル、ジュリー・ロンドンなど聞くがダントツにいいのはカーペンターズ。この歌に限らないがカレン・カーペンターの歌声は素晴らしい。Wikipediaによれば、カレン・カーぺンターは1963年ロサンゼルスに引っ越して近くの公園でお兄ちゃんに促されて、前年ヒットした”The end of the world”を歌ったのが、初めて人前で歌った歌だったんだって。この時カレンは13歳。長じて1973年、アルバム”NOW & THEN”で録音。これが最高の出来。1974年武道館のライブ映像も残されているが、これは崩しすぎ(日本人相手だから馬鹿にしてる?)

他の歌手と比べて声量が違う。別に声が大きいという訳でなく、声の波(粒?)が耳の中に充満する感じ。録音が違うのか???そして丁寧。発音も、音程も。見た目もきれいだし。この人の英語の発音は日本人にとっても参考になると思う。

元祖のスキータ・ディヴィスはカントリー歌手で、カントリーみたいな”投げ節”。素人っぽくてそれなりの味はあるが、人様に聴いていただくような代物じゃアないように思います。

意外だったのは天地真理。うまいってわけじゃないけど、さわやかでかわいらしい。ライブだ。いつレコーディングしたんだろう??すべて英語で歌ってた。

スーザン・ボイルもかわいいけど。ちょっと島津亜矢の歌い方に似てる。亜矢に歌わせたらどうなるか?

カーペンターズは俺が20歳前後の青春時代真っただ中を思い出させるんだからいいに決まってる。若いってのは無限の可能性があるという意味。その時は色々悩んだけど、今振り返ってみれば明るかったね。年を取るとは、無限だった可能性を自分で一つ一つ消していくこと。カレン・カーペンターも明るかった。癒しを与えてくれた。それが拒食症になり、結婚に失敗し…1983年、32歳の若さで死亡。

閑話休題:歌詞について

Why do these eyes of mine cry ?ってWhy do my eyes cry ?でいいんだけどメロディーに対して字が足りないからこねくり回した言い方にした?自分の目のことをtheseって言うのは違和感。(目を取り出して見てるわけじゃあないからね)

Why does the sea rush to  shore ?も日本人には???海岸に打ち寄せるのは海ではない。海の水もしくは波。

※誰かさんが「”The end of the world”を”この世の果てまで”と訳したのは大馬鹿だ」と言ったとか。俺もそう思う。「この世の終わり」ならまだ意味は通じる。「あなたに捨てられてこの世の終わり…」という歌なんだから。

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