恩師とは②

3月下旬から「ロシアの皆さんは正しい情報にアクセスできずにかわいそう、偏った情報に洗脳されてる」みたいなことをお笑い芸人のコメンテーター他が盛んに言い出している。日本人は「正しい」情報ばかりを与えられているのか?また、自分は「正しい」情報を選んでいるのか?今の日本には明治維新、戦後民主主義…それらを成し遂げ、それで出世・成功した権力者たちのバイアス満載の情報に満ち溢れているのではないのか?マスコミは戦前のような「売れる記事(読まれる記事)」を書くことはやめたのか?トランプの言うことは嘘だ・陰謀論だ、と言うが、トランプの言うことは証拠がない、というだけで「トランプの言うことが嘘だ」と証明したケースもないのではないのか? 俺は「正しいかどうかなんて誰にもわからない。自分が今まで生きて、考えて感じてきた経験(=教養)をもとに、『好きか嫌いか』『信じたいか信じたくないか』で選ぶしかない」ように思う。もちろん、自分が好きな(信じる)人の言うことを信じる、というのもある。俺が一番嫌いだし、危険だとも思うのが「自分は安全なところにいる」「自分は大丈夫」と信じ込むこと。大切なのは教養を身につけること、人を見る目を養うこと、疑うこと      さて、本論:

中学校時代の担任:俺の場合、3年間担任が変わらなかった。先生らしくない先生で友達感覚だった。覚えてる言葉:(校則かなんかに文句言ってる俺に対して)「まずは一回守ってから文句言え」。この言葉は会社に入った後生きた。会社ってとこは実にバカバカしいこと、つまんないことをやれ、と言う。それらを一回はやってみよう、と。ただし、成果主義はやる前から絶対ダメ、と分かっていた。(アメリカで「これぞ成果主義!」というのを見てたから)そう言えばTPMも。(経験者に聞きに行ったら「新興宗教」と言われたから)

高校時代の担任:1年か2年の時の担任で女の数学教師。俺が3年になる時に転校(転勤)した。俺は会社に入ったあと、失恋したが、そのとき姪を紹介してくれた。(見合い)…自分は子供に恵まれなかった。その分、俺みたいな半端者を一人前扱いしてくれ、恵を与えてくれた。

会社に入ったあとの恩師の言葉(上司、部下、後輩):

①「部下がもがき苦しんでいる時は黙って見ておく。『がんばれ』とか『大丈夫か?』なんて言っちゃダメ。下手に声をかけると張り詰めたものが切れる」

②「上司部下は言いたい放題言い合ってよい。ただし、決めるときは上司が決める。決まったら部下は従う」

③「接待はいくら受けてもいい。ただし、決定が左右されるかも、と心配なら受けるな」

④俺が「この会社バカばっかりだなあ。よく利益が出るもんだなあ」と言ったら「馬鹿は多いが、まれに尊敬できる人がいる。尊敬できる人に巡り合えるから、この会社、やめられない」と。

⑤俺の昇格面接前にメールで「お前の後ろには何十人と言う部下後輩がいて彼らはお前の面接結果を目を凝らしてみている。お前はケンカっぱやい。面接官とケンカしたら不合格になる。部下後輩たちが見ていると思って我慢しろ」…後日談…確かに馬鹿な面接官が訳の分からない質問をしてきたので「あなたの質問は間違ってますよ(馬鹿じゃないですか)」ということを極力柔らかい言葉で教え諭したが、「アイツは生意気だ」と、一旦は不合格に。

⑥「子供の時に不条理(理不尽)な目に逢わないとロクな人間にならない。」

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