医者・病院の病理 ①
2月28日、夕食後ものすごい疲労感に襲われ、夜8時に就寝。1時間に1回という超頻尿(過活動膀胱)で眠ることできず。尿意を催すものの尿はほとんど出ない。ごくわずかの排尿。この時尿道痛。ほとんど拷問。翌3月1日病院に電話し、そのまま行こうとしたが翌朝一番の予約に。そのうち段々頻尿や尿道の痛みの症状が和らぐ。妻がネットで色々調べてくれ、細菌性の炎症の場合、排尿のたびに細菌が体外に出て症状が軽くなる由。自分でもネットを調べ、こんなに急に発症し少しづつだがすぐよくなるのだから、がんではなく細菌性の尿管または前立腺の炎症だろう、と自己診断。
3月2日、泌尿器病院に。この病院はかつて会社勤めしてた頃、血尿が出たことがあり、通勤に便利だったから通っていたことがある。病状を伝え、血液検査、膀胱あたりのエコー、尿検査。エコーの時、「膀胱に尿がたまってないからエコーがうまくいかない。2時間以上尿をためないと」だと。(検査バカの壁?)俺は「1時間に1度の超頻尿だからお前に診てもらいに来たんじゃねえか!」と胸ぐらをつかみたくなったが我慢。こういう時の医者は強い。こちらは「変なこと言って仕返しされたら怖い」と思う。医者の診断は「尿管または前立腺の炎症または尿管結石だろう」。抗生物質、結石を溶かして流す薬、過活動膀胱を抑える薬を処方。加えてCT取る必要があるから明日専門の病院に行け、と。病院のリストを渡されて家から近そうなところを選ぶ。そこに自転車で行こうかと思い、看護婦に「ここは駐輪所ありますかね?」と聞くと、誰かに教わったのか、マニュアル通りか知らないが「さあ、私は自転車に乗らないので…」という返事。この芸のない答えに対しても我慢して黙殺し、待合で待ってると、その看護婦が大きな声でCT病院の電話予約をしてるのが聞こえた。「駐輪所があるかどうか聞いてくれ」という俺の願いもむなしく、明朝の予約だけして時間を俺に伝えてきた。帰宅後、多分抗生物質が効いて症状はどんどん軽く。「こんな薬で治るなんて絶対、がんじゃあねえな。どこの炎症かな?」と思う。
3月3日 妻がネットを調べて、自転車に乗ると前立腺を刺激して炎症を起こす可能性があると教えてくれる。CTの病院には自転車でなく、バスで行く。 CT病院の受付嬢に「紹介状を出してください」と言われる。昨日、泌尿器病院で書類の入った封筒を渡されたので中を見たら「検査依頼書」という書類だけ。「紹介状」なる書状はないと言うと受付嬢は「封筒をください」と言って封筒を開け「紹介状」を見つけたようで即黙ってパソコンに向かって作業開始。俺は「符丁を使うな、それは”紹介状”じゃなくて”検査依頼書”だ、馬鹿野郎」と思いつつ待合に。CTは無事終了し帰宅。症状はますます軽く。ただし、過活動膀胱を抑える薬の副作用のせいか、尿意を催すと我慢がきかず、すぐ尿が出てしまって「粗相」をする。
3月4日 泌尿器病院より電話で「血液検査結果についてお話ししたい」と。99%がんではない、と妻には言うが、一抹の不安。妻は心配顔で一緒に泌尿器病院に行くと。妻には病院の外にいてもらい、単身病院へ。医者は「PSAが23なので、今度はMRI検査を受けろ」と。4以上が異常値とされるが、23は大きすぎる由。医者の顔に「前立腺がんかも」と書いてあるが、俺は「PSAが異常値ってことは前立腺炎だ。」と確信。看護婦から「MRIは昨日の病院でいいですね」と聞かれる。この医者はCTやMRIを受けさせると紹介料を貰えるから無駄なMRIを受けさせるのでは?とか、またあのバカな受付嬢かよ、などと考えつつ「ハイ」と答える…この医者は、よく解釈しても”科学的データ病”。悪く言えば「がんかも」と脅してMRIを受けさせる恐喝か詐欺。
3月5日 再びMRI病院へ。受付嬢は再び「紹介状を」と言う。黙って「検査依頼書」の入った封筒を差し出す。2度目なので少し落ち着いて待合で受付嬢を見ていると必死で仕事をしている感じ。「紹介状」と言うのも多分マニュアルにそう書いてあるのか前任者からそう言え、と言われたものだろうと憶測。待っていると前立腺に関する問診票に記入せよと。この問診票の質問が珍妙:
質問(2)今まで病気をしたことがありますか…この質問に「いいえ」と答える人間はいねえだろうなあ、と思う。どうも泌尿器系の病歴を知りたいらしいが、そう書いてないので「網膜剥離」と書いてやった。
質問(4)嗜好品はありますか…これは酒、たばこのことらしい。面倒だから「いいえ」に丸。外国人で中途半端に日本語ができる奴にありがちな言い回し。どうして「酒、たばこなどの嗜好品を摂取しますか(たしなみますか)?」と質問できないのか?などと思いつつ問診票を完成。
MRI室の前室で注意書きを渡される。金属製のものを外せ、例示として「入れ歯」と…部分入れ歯は金属部品があるが、総入れ歯には金属なんてついてないなあ、とか、虫歯に金属をかぶせたものやインプラントは金属が使われてるけど、どうなるの?と思う。ちなみに発熱する繊維(ヒートテック)もダメ。
いざ、MRI室へ。MRIの硬いベッドに横たわる前にMRI検査技師の女が「〇〇さんですね。今から前立腺のMRI検査を行いますが、よろしいですね?」と聞いてくる。だいぶ心が疲れていた俺はふてくされ気味に「MRIなんて意味ないと思うけど、いいよ。」検査技師は「検査に15分から20分かかります」などと言い、最後に「体を動かさないでください」と。イラっとして俺が「こんな硬いものの上に寝そべったことはないから15分も動かずにいられるかどうか自信がない。意図的に動く気はないが勝手に体が動くかも知れない」と言うと、すぐさま看護婦が口を挟んできて「な・る・べ・く・ね」と言ってくれたので空気が和む。看護婦はこの手のコミュニケーショントラブルに慣れているのか?”臈たけた”感じ。 看護婦が口を挟まなければ、俺は引き続いて「呼吸は止めるのか?」と聞こうかと思っていたが「まあ少しぐらい動いてもいいし、普通に呼吸してもいいんだ」と勝手に判断する。
3月9日朝 CT,MRI検査の結果を聞きに泌尿器病院に行く。医者はなんと「このMRI検査レポートに何が書いてあるのかよくわからないが、ここに(とレポートの下から2行目を指さして)『仮に悪性であっても…』と書いてあるでしょ。だから悪性ではありません」と。俺は「バカヤロー。そんなことはMRIやらんでもハナッからわっかてるワイ」と叫びたいのを我慢。しかし、医者もさるもの「PSAが下がっているかどうか確認のため、もう1回血液検査しましょう。抗生物質2週間分出しときますので飲み終わったらまた来てください」と、いったん捕まえた患者をなかなか手放さない。
さて、2週間抗生物質を飲むのはやむを得ないとして、いつこの医者と手を切るべきか悩んでいる。3月5日夕方にはコロナの3回目のワクチン接種をし、”モデルナアーム”にはなったもののすぐ治った。12日、15日とゴルフやったが異常なし。健康そのもの。薬のせいか、妻からは「前より尿の間隔が空いたみたい」と言われる。ただし、3月2日に72kgに減った体重が反動で一時76kgに。
バカか、藪かは知らないが、皮膚科のおまけで泌尿器をやってる医者は不適。泌尿器一本の医者の方が信頼できそう。この医者もそうだが、調べると、泌尿器専門の開業医って少ない。大体皮膚科泌尿器科併設。
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